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子犬のトリミングはいつからしていいの?料金や注意することとは

生まれて数か月の子犬は毛が伸びてきたり、ごはんやトイレで汚れたり・・・何かと気になってきますよね。
きれいにしてあげたいけど、子犬っていつからトリミングしていいのでしょうか?
今回は子犬のトリミングについて、デビューの時期や注意点などをご紹介します。

 

〇そもそもトリミングって必要?

犬のトリミングは見た目をかわいくする為だけでなく、健康維持の役割も担っています。
長く伸びた毛に汚れが付いたり、絡まってもつれたりすると、皮膚病などの原因になってしまうことがあります。
また、足の裏の毛が伸びて肉球を覆ってしまうと、フローリングなどで滑って足腰を痛めてしまう危険性も出てきます。
こうした病気やけがの予防に、定期的なトリミングが有効です。
犬のトリミングは見た目だけでなく、健康維持のためにも重要なことなのです。

〇子犬のトリミングはいつからできる?

子犬のトリミングデビューは生後3か月以降が目安です。
成長途上の子犬にとって聞きなれない音や長時間押さえつけられてのトリミングは
身体的にも精神的にも大きな負担がかかってしまいます。
中にはこうした負担によってトリミングがトラウマになってしまう犬もいます。
そうなると今後のお手入れが難しくなり、前述したとおり、健康を害する可能性も出てきてしまいます。

そのため、子犬のトリミングデビューは慎重に行うべきであり、精神的に落ち着きだす生後3か月以降が好ましいとされています。
ですが、犬の性格によっては生後4か月・5か月以降にするなど、その犬に合った時期を見極めることも重要です。

また、トリミングサロンを利用する際は、「狂犬病予防接種」と「混合ワクチン」が接種済みであることと、
それらの接種証明書の提出が必要な場合がほとんどです。
ワクチンは生後3~4か月の間に接種が完了する場合が多く、そのこともトリミングデビューは生後3か月以降がよいとされている理由です。

〇ワクチンについて

トリミングサロンに行くときは、「狂犬病予防接種」と「混合ワクチン」の接種証明書を持っていきましょう。

▷狂犬病予防接種

狂犬病は人にも感染し、感染するとほぼ100%死に至るとても恐ろしい病気です。
狂犬病のワクチンは年に1回接種することが法律で義務付けられています。
ワクチンの接種は生後3~4か月ごろに行う場合が多く、その後は年に1回、接種をします。

 

▷混合ワクチン

混合ワクチンとは、複数の病気を1本の注射でまとめて予防するためのワクチンです。

子犬は母犬からもらった免疫を持っていますが、生後徐々にこの免疫は失われていき、いろいろな感染症にかかるリスクが出てきます。
子犬に限らず、犬が病気にかからないために、また、病気の蔓延を防ぐためにもワクチン接種は重要です。

混合ワクチンには「5種混合」や「8種混合」など種類があり、予防できる病気の数が異なります。
伝染病の病原体と接触する機会が多い犬はより広く病気を予防するため8種混合にするなど、環境や生活スタイルによって選択すると良いでしょう。

混合ワクチンは生後おおよそ半年までの間に3回ほど接種し、その後は年に1回接種するというのが基本的なペースです。

また、ワクチン接種については以下のことにも注意してください
・狂犬病ワクチンと混合ワクチンは同時に打つことはできない
・狂犬病ワクチンと混合ワクチンの接種には間隔をあける必要がある
・ワクチン接種後すぐはトリミングを避ける

※ワクチンのスケジュールや回数・トリミングの可否は必ず獣医師に確認してください。

〇トリミングはいくらかかる?

トリミング料金は犬種によって異なります。
当店のトリミング料金の一例は以下の通りです。

こちらが基本料金となっており、もつれがある場合や全身ハサミ仕上げをご希望の場合など追加で料金がかかる事があります。

〇事前の準備・注意点

▷人に触れられることに慣れさせておく

足先や口回り・耳などは特に触られるのを嫌がる子が多く、トリミングの際に暴れてしまったりすることがあります。
事前にお家で触られる練習して慣れさせておくとスムーズに作業が進められます。

 

▷ブラッシングしておく

お家で嫌がらずにできるのであればブラッシングをしてもつれを取っておきましょう。
毛を引っ張ると負担になるため、ひどい毛玉は無理に取らずトリマーに任せましょう。

 

▷ノミやダニの駆除

ノミやダニなどの寄生虫は他の犬にうつってしまう恐れがあるので、トリミングサロン利用前に必ず駆除しておきましょう。

 

▷希望のスタイルを考えておく

全体の長さや、毛を残したい部分など希望の仕上がりを伝えられるように考えておきましょう。
カタログ雑誌やSNSなどでいろいろなカットスタイルを見ることができます。
事前に決まらなくてもトリマーに相談いただければ大丈夫です。

犬の毛質や長さによってはモデルとは同じにならないこともあります。
特に子犬の場合は毛がやわらかいので成犬のモデルのスタイルとは仕上がりが違ってしまうことが多いので、理解しておきましょう。

 

▷基本情報を確認しておく

サロンの利用がはじめての場合、犬についての基本情報を聞かれたり記入をお願いされたりすることがあるので、
事前に確認しておきましょう。来店時に情報が記された書類などを持って行くと安心です。

〈当店で初来店時確認している事項〉
・犬種 ・生年月日 ・治療中の病気、持病 ・アレルギー など

 

〇当日にやること・注意点

▷直前のご飯は避ける

興奮しやすく暴れたりする犬はお預かり中に吐き戻してしまう場合や消化不良を起こしてしまう犬もいるので、
場合によっては直前のご飯は避けたり、量を減らすなどしましょう。

 

▷噛み癖や苦手な作業を伝える

犬とトリマー双方の安全のために噛み癖や苦手な作業がある場合は事前に伝えておきましょう。
度合いによっては追加で料金がかかる場合があります。

 

▷希望のスタイルを伝える

希望するスタイルがあれば具体的に伝えましょう。写真があると分かりやすいです。

 

▷持病などを伝える

アレルギーや持病などがあれば事前に伝えておきましょう。
敏感肌やパテラなどトリミングにより影響がでる可能性のある身体的状態も必ず事前に伝えておきましょう。

 

▷預けた後そばにいない

サロンに預けた後、心配でずっと近くで見ている飼い主様もいらっしゃいますが、
飼い主様が見えるとそばに行きたくて落ち着かない、などトリミングに支障が出てしまうことがあります。
スムーズに施術を進めるためにも、その場を離れるようにしましょう。

 

〇デビューのその後

デビュー後も定期的にトリミングを行いましょう。犬種や生活スタイルにもよりますが、月に1回が理想です。
頻度を低くしたい場合はバリカンで全身を刈るなど短くカットするスタイルがおすすめです。
トリミングの間隔が開く分、おうちでのブラッシングなどのお手入れはこまめに行うことが必須になります。

〇まとめ

可愛くなるためにも、健康のためにも重要なトリミング。これから先、何度もすることなので
ストレスなくできたらうれしいですよね。
そのためには小さいうちから経験して慣れさせてあげることが大切です。

今回紹介した内容はあくまでも目安ですので、犬にとって負担にならない期間を見定めて
トリミングデビューさせてあげましょう。場合によって、まずはお家でシャンプーの練習をするなど、
段階的に慣れさせるのも良いでしょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。少しでも参考になれば幸いです。

 

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