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ペットホテルでの体調不良について

こんにちはスタイルパウズ伊奈本店です。

急な外出などでどうしてもわんちゃんをペットホテルに預けなければいけない場合があるかと思います。

しかし、ペットホテルに預けた際体調を崩してしまわないか不安にもなります。

何事もなくわんちゃんが安心して過ごせたら1番ですが慣れない場所だったり、他のわんちゃんや人の声が聞こえたり、なにより大好きな飼い主さんがいない不安などのストレスで体調を崩す子も中にはいます。

今回はもし体調不良になってしまった時の対処法や事前に飼い主さんができる事などを紹介していきます。

【目次】

1.なぜ体調不良になってしまうのか

2.体調不良にならないためにはどうしたらいいか

3.体調不良によくある症状

4.ペットホテルが利用できない理由

5.まとめ

 

1.なぜ体調不良になってしまうのか


わんちゃんたちは環境の変化に弱い動物です。

信頼する飼い主さんと一緒なら環境の変化にも問題なく対応できることが多いですが、ペットホテルは普段と全く違う環境のためストレスを溜めてしまい、滞在中もしくは帰宅後に突然の体調不良を起こしやすくなります。
わんちゃんの性格にもよるため全員が必ずそうとは限りませんが、大小さまざまなストレスを感じています。

そもそもわんちゃんはペットホテルに泊まる意味を理解できません。
突然知らない場所に連れて行かれてそのまま置き去りにされ、知らない人からご飯をもらう日々が始まります。
たまに外に出してもらえるものの、いつ家に帰れるのかも理解できず恐怖を感じるわんちゃんもいるでしょう。
常に飼い主さんと一日中一緒に過ごすわんちゃんは、この場合特に強いストレスを感じてしまいます。
そうなると、スタッフ常駐型のホテルでも完全にストレスフリーでお預かりをすることは難しいです。

またお預かりしている間は、たいていはその子の性格ごとにスペースを区切っていたり、寝る時はケージに分けられる事がほとんどです。
極端にわんちゃんが嫌いな子の場合、隣のスペースから気配がしたり、少しでも鳴き声が聞こえただけで恐怖のあまりブルブル震えだしてしまうこともあります。
極度の緊張の中、そのストレスが原因となりペットホテルにいる間ご飯を食べなかったり、水を飲まないなど変化が起こり、それが数日続くと体調不良に繋がってしまうのです。

 

2.体調不良にならないためのはどうしたらいいか

大切なわんちゃんをどうしてもホテルに預けなければならない時に飼い主さんが1番心配なのが体調面だと思います。

わんちゃんによって個人差はありますがストレスや些細な環境の変化に弱いわんちゃんが体調不良にならず過ごせるようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

まず1つ目が、普段から家族と離れた環境や1人の環境、お留守番に慣れるという事です。

ホテルで過ごす期間は家族と離れることはもちろん、ゲージの中で1人で過ごす時間も多くなり、慣れていないとストレスになってしまいます。

お家で過ごしている時から1人でのお留守番に少しずつ慣れさせていくことが大事です。

最初から長い時間のお留守番をさせるのではなく、最初は短い時間から徐々に長い時間に切り変えていき、急激な変化にならないようにゆっくりわんちゃんのペースに合わせていくといいと思います。

2つ目が預ける場所に慣れさせるということです。

お留守番には慣れてもお泊まり当日にいきなり知らない場所に連れて行かれるのは、わんちゃんにとってとても怖いことです。

知らない人や知らない匂いがする上に、他のわんちゃんもたくさんいるとパニックになって吠え続けてしまったりする子もいます。

ですから、事前に預ける場所が決まっているのならお試しで1泊〜2泊ぐらいし、その時にわんちゃんがどのような状況になるのか知っておくことが必要です。

試しで預けることにより、わんちゃんがお店のスタッフの方と慣れたり、お店の雰囲気や環境に慣れることができるので、お泊まり自体が怖いものだと認識せずストレスに感じなくなってくると思います。

むしろわんちゃんにとって楽しいものだと認識できたらとても良いことです。時間をかけて慣れさせていきましょう。

そして最後に、初めてホテルに預ける場合には1度健康診断を受けてみるのもいいと思います。

普段から小さな症状に気づけていなくホテルの場所でストレスから初めて病気を発症してしまう場合もあります。

発症してしまった場合飼い主さんも知らない病気ですと、お店のスタッフの方が先生に症状を伝えるのも難しいので、病院に連れていくことも厳しくなってしまいます。

なので1度病院で健康診断を受け、飼い主さんがわんちゃんの体について詳しく知っておくとこういう事態が起きた時に迅速に対応できるのです。

わんちゃんによって何をストレスに感じるか何が嫌か判断するのはなかなか難しいですが、体調不良になってから考えるのでは遅いです。

ならないように前もって時間をかけてその子のペースに合わせて慣れさせていき問題なくお泊まりできるのが1番いいことです!

 

3.体調不良によくある症状

飼い主さんと離れて知らない人、場所で過ごすのはわんちゃんにとってはとても不安でストレスになります。

そのストレスが原因で嘔吐や下痢、血便を起こしてしまうこともあります。

吐いてしまったり下痢をしている場合、症状が軽くて回数が少ないときは1日ご飯を絶食させてその後に消化の良いご飯をあげると良くなることもあります。

もし繰り返し下痢、何回も吐いてしまうことが起こるようなら動物病院へ行ってあげて下さい。

いつもと違う環境などストレスによって食欲不振になってしまうことがあります。

お家に帰ってからもいつものご飯を食べないときは食欲がわく工夫や食べやすいよう工夫してみることも良いでしょう。

ストレス、不安の原因を取り除いてあげ、たくさん甘えさせてあげたりわんちゃんねこちゃんのペースでコミュニケーションをとってあげて下さいね。

ストレスにより繰り返し足を舐めてしまい皮膚が炎症を起こしてしまうこともあります。

舐めてしまわないよう対策してあげましょう。

ホテルのケージの扉を前足でガシガシと引っ掻いてしまい爪からの出血や鼻の頭で毛布などに押し付け、擦れて皮膚が剥けてしまったりすることもあります。

お家に帰ってきて気が緩み、症状がでることもよくあるので、お家に帰ったらゆっくり休ませて、しっかり様子を見てあげることが大切です。

もし不安な場合はかかりつけの獣医さんに相談してみましょう。

 

4.ペットホテルが利用できない理由

ホテルを利用したいがさまざまな理由で難しいと感じている方も多いと思われます。

その理由にはいくつかの要因が考えられます。

①予約の混雑

ペットホテルは特に休暇シーズンや連休の利用が多く見られます。

そのため、ご希望の日程に空きがないことがありますので、早めの予約が必要です。

②特別な要望

わんちゃんが特別なケアや要望を必要とする場合、お店側がそれに応じられないことがあります。

例えば、特定の食事療法が必要な場合やお薬を与える場合などです。

また、年齢によっても受け入れが難しい所もありますので事前に確認しておきましょう。

 

③感染症のリスク

ペットホテルでは不特定多数のわんちゃん、ねこちゃんがいます。

ですので、感染症予防のためワクチンを接種していない子や体調が悪い子のホテルの受け入れをお断りする場合があります。

 

これらの理由からペットホテルの利用を検討する際には事前に確認を行い、スムーズな利用ができるようにすることが大切です。

【体調不良時の預けられない理由】

先程述べたようにペットホテルでは不特定多数のわんちゃん、ねこちゃんが同じ空間で過ごすため、感染症のリスクが懸念されます。

感染症などが原因で体調不良のペットが他のペットに病気を広げる可能性があるため、健康状態の確認が必要です。

また、新しい環境や他のわんちゃんとの交流はストレスを引き起こすことがあります。

体調不良のわんちゃん、ねこちゃんは免疫力が弱っているため、これに加えて症状を悪化させてしまうかもしれません。

 

ペットホテルの利用を制限するのは、他のわんちゃんへの感染症リスクとストレスの軽減のためであり全ての子が安全かつ快適な環境で過ごせるようにするためです。

代わりの手段としては、安心して旅行や用事をこなすためにも信頼できる友人や家族に頼み、自宅でケアしてもらうことが一つの選択肢となります。

わんちゃんの体調が悪い場合は、まず獣医さんに相談し治療を受けることが最優先です。

わんちゃんの健康が安定してから、ホテルの利用を検討することが適切です。

 

5.まとめ

スタッフが気にして接していても大好きな飼い主さんの代わりになることは難しくストレスなどが原因で体調を崩してしまう子も中にはいます。

また、ペットの年齢や健康状態によっては利用できない可能性もありますので利用する際はお店に確認をしてみてくださいね。

飼い主さんが事前にできる対策でわんちゃんの不安を軽減させられることが大切です。

今回紹介しましたことを参考に、飼い主さんもわんちゃんも少しでも安心して過ごせるようにしていただければと思います!

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