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ポメラニアンについて~ブラッシング編~

長く柔らかい被毛を持つポメラニアンその柔らかい被毛を保つためには日々のお手入れが必要になります。

今回はポメラニアンのお手入れや被毛についてご紹介致します。

  1. 被毛について
  2. ブラッシングについて
  3. ブラッシング時の道具について
  4. 毛玉について
  5. まとめ

被毛について

ポメラニアンは太くて硬い毛の【オーバーコート】と細くて綿毛のような柔らかい毛の【アンダーコート】からできたダブルコートの犬種です。

アンダーコートは体温調節の役割をオーバーコートは皮膚を保護する役割を果たしています。

1年を通して抜け毛が多いダブルコートの犬種ですが、とくに1年に2回ほど訪れる換毛期になるとたくさんの被毛が抜けます。換毛期の時期は毛がもつれて毛玉ができやすくなってしまったり毛が絡まりやすくなってしまう為それを防止するためブラッシングがとても重要になります。

この状態を放置してしまうと小さなもつれが周りの毛を巻き込んでしまい毛玉が大きくなり通気性が悪く蒸れてしまう為皮膚トラブルの原因になってしまいます。とくに脇の下や首回り、耳の後ろ、脚の内側、お腹は毛がもつれやすい箇所になるので注意が必要です。愛犬の健康や美しい被毛を保つためにも日頃から毛玉の対策をおこないましょう。

ブラッシングについて

ブラッシングはこまめに毎日おこなうことが理想とされていますがなかなか難しい方も多いのではないでしょうか?お時間ができた時2日~3日に1度は気になる箇所などを可能な限りのお時間でブラッシングをおこない1週間に1度は全身のブラッシングで毛玉が無いか、皮膚チェック等の確認をしていただけたらと思います。

●スリッカーやブラシで被毛をとかす

スリッカーブラシの柄の部分を鉛筆を握るように持ち、被毛をかき分けながら軽くなでるようにとかしていき毛玉があるときは愛犬が痛みを感じないように毛の根元を押さえながら毛玉を少しづつほぐしてあげてください。手や脚、耳などそれぞれ苦手な個所や敏感なところがある子が多いので愛犬の様子を見ながら少しづつブラッシングをおこなってあげてください。

●コームで被毛をとかす

コームでとかしながら毛玉が無いかのチェックをおこない仕上げをしていきましょう。毛玉やもつれがあるときはスリッカーブラシを使用し毛玉を少しづつ取り除いてあげましょう。脇の下や首の周り、耳の後ろ、お腹、脚の内側などは特にもつれや毛玉ができやすい部位になる為コームが引っかかってしまうことがないか入念なチェックが必要です。

●グルーミングスプレーを使用する

グルーミングスプレーを使用すると毛並みを綺麗に保つ手助けをしてくれたり静電気を押さえてくれたりなど被毛を綺麗に保つ効果があります。使用の際にはわんちゃんの顔に使用しないように注意が必要です。

ブラッシング時の道具について

●使用する道具

・スリッカーブラシ

・コーム

・グルーミングスプレー

★スリッカーブラシ

このブラシはもつれてしまった被毛をほぐしてふんわりとした被毛にさせるためのブラシです。スリッカーブラシは強めの力で使用してしまうと皮膚を傷つけてしまうことがあります。わんちゃんにブラッシングをするときはブラッシングをおこなう前に飼い主さんの手などに一度スリッカーブラシをあてて力加減の確認をしてみてください。先端が丸くなっているものもあります。肌を傷つけてしまわないか心配なときはコーティングされているスリッカーブラシを利用してみてください。

★コーム

コームとは目が粗いものと細かいものが一つになっている櫛です。毛玉やもつれがあると被毛に引っかかるので毛玉があるかを確認する際に使用することが多いです。そして、ブラッシング後の仕上げに被毛をとかすときにもコームを使用します。コームで被毛が引っかかっているときは無理にとかすとわんちゃんが痛みを感じてしまうことがあるので引っ張ってしまうことの無いように注意してあげてください。

★グルーミングスプレー

スリッカーブラシやコームを使用して毛玉を取り除くことはできますがブラッシングとセットでグルーミングスプレーを使用することでより毛玉防止の効果を発揮することができます。グルーミングスプレーは被毛の艶をよくしたり静電気を防いでくれたりする効果があります。被毛がふわふわになるので被毛のもつれを予防することができます。毛玉防止の対策の為にグルーミングスプレーを活用してみるのはいかがでしょうか。

毛玉について

●大きめの毛玉、もつれの時

大きく塊になっている毛玉を見つけた時にはスキバサミや手で軽くほぐしてスリッカーブラシでとかしていきます。しかし、毛玉があまりにも大きくスリッカーブラシでほぐすのが難しい場合はハサミやバリカンで切ってしまう方法もあります。ハサミやバリカンで毛玉を切り取ってしまうとわんちゃんも痛みを感じることなくすぐに毛玉を取り除くことができますが切った部分だけ毛が短くなってしまう為部位により毛の長さに違和感が出る場合もありますので注意が必要です。お家での作業が難しい毛玉の場合は無理に取り除こうとせず専門の方に相談してみてください。

●小さめの毛玉、もつれの時

小さめの毛玉があった際にはスリッカーブラシで被毛をとかすことで取り除くことができます。コームでとかして取り除こうとすると毛玉が引っかかってしまいわんちゃんが痛みを感じてしまうことがある為痛みを感じないように毛の根元を押さえてスリッカーブラシを使って毛玉を少しづつほぐしてあげてください。

まとめ

今回ご紹介させていただいたポメラニアンちゃんはダブルコートの犬種でしたが、シングルコートでも毛質によっては毛玉がたくさんできてしまう犬種もいます。毛玉やもつれはブラッシングやシャンプーの際に根元から乾かすことで対策ができますので時間が作れた際にはケアをおこなっていただけたらと思います。全身のブラッシングが難しい時は部分的におこなってあげるだけでも毛玉の対策ができます。お家での対処が難しい場合の毛玉ができてしまった場合には無理をせずに専門の方に相談をしてみてください。

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