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~ワンちゃんのお風呂について~

今回は皆さん一度は疑問に思ったことがあるかもしれないワンちゃんのお風呂についてご紹介させていただきたいと思います。





      【目次】

  1. お風呂は必要?
  2. お風呂の温度について
  3. お風呂に入る為の準備
  4. お風呂に入るときには
  5. お風呂からでたら
  6. さいごに

 

お風呂は必要?

皆さんの中にはワンちゃんにお風呂は必要?と疑問に思ったことのある方もいらっしゃるかもしれません。犬のお風呂は皮膚や被毛の汚れを落とすために必要なケアの一つです。犬の皮膚は人間の皮膚より薄くなっているため非常にデリケートです。毎日の生活の中で汚れや皮脂が溜まってきてしまいそれが炎症を起こしてしまったり皮膚トラブルの原因になってしまうことがあります。定期的にお風呂に入ることで皮膚トラブルの早期発見や予防になり、健康維持に繋がります。お風呂に入るタイミングは健康状態やその時の状態によって変わってきます。その子にあったタイミングでお風呂に入れてあげることで被毛や皮膚を清潔に保ち健康維持につなげることができます。また、健康状態やその時の状態によりシャンプーの頻度は変わってきますがシャンプーをする目安の頻度としては1か月に1度程度と考えられています。健康状態やその時の状態により頻度や内容は変わってきますが基本的には頻繁にシャンプーをしすぎてしまうと必要な皮脂も除去してしまい皮膚のバリア機能を低下させてしまう可能性があります。皮膚のバリア機能が低下してしまうと外部からの刺激に弱くなってしまい炎症や湿疹などのトラブルが発生しやすくなってしまうため頻度にも注意が必要です。

 

お風呂の温度について

ワンちゃんは人間に比べ皮膚が薄いためお風呂の温度には注意が必要です。人間の場合個人差はあると思いますがおおよそ40℃程度のお湯で入浴している方が多いと思います。しかし、ワンちゃんの場合は皮膚が薄く平熱も高めの為人間よりものぼせやすく皮膚も乾燥しやすいのでお湯は低めにしてあげる必要があります。シャワーの場合夏は36℃前後、冬は38℃前後がいいとされているのでお風呂に入る場合はその温度よりも低めにしておくといいでしょう。

 

お風呂に入るための準備

シャンプーは必ずワンちゃん用のものを使用するようにしてください。人間用のシャンプーや石鹼ではワンちゃんにとっては成分が強すぎてしまうため大切な皮脂まで洗い流してしまいます。子犬の子やシニアの子皮膚の弱い子には保湿成分の多いものがおすすめです。洗い終わった後でも皮膚を保湿してくれるので皮膚を保護しフケを防いでくれます。また、お風呂に入る前に必ず行ってほしいことがあります。それは、ブラッシングです。お風呂前に丁寧なブラッシングをおこなうことで抜け毛やフケ、毛玉を取り除くことができ皮膚についている汚れを浮き上がらせることができます。ブラッシングをしっかり行っておかないと被毛を濡らしたときに抜け毛や毛玉がより絡まり固まってしまいほどけにくくなってしまいます。そのためお風呂前のブラッシングはしっかり行ってあげるようにして下さい。

 

お風呂に入るときには

ワンちゃんを湯船に入れるのはシャンプー前でも後でもどちらでも大丈夫です。シャンプー前に入れてあげると皮脂や汚れが浮いてきて洗いやすくなりますしシャンプー後に入れてあげると血行促進につながります。しかし、お風呂に入る時には注意が必要な点があります。それは、お湯の温度とお湯に浸かっている時間です。お湯の温度は目安として36℃~38℃ぐらいのぬるま湯にしてください。お湯に浸かる時間ですが目安として長くても10分程度を目安にして下さい。それ以上になってしまいますとワンちゃんに負担がかかってしまう場合があります。

 

お風呂からでたら

お風呂の時もシャンプーの時も同様ですがワンちゃんの体が濡れた時に最も大切なことが皮膚と被毛をしっかり乾かすことです。夏など暖かい日に自然乾燥や半渇きのままにしてしまう方もいるのではないでしょうか?自然乾燥や半渇きのままにしてしまうのは被毛や皮膚によくありません。なぜ自然乾燥に任せてしまうのが皮膚や被毛によくないのかというとお風呂のあと長時間毛の根元や皮膚が濡れてしまっている状態が続くと雑菌や細菌が繁殖しやすくなるので皮膚のトラブルを引き起こしやすくなってしまったり被毛の変色が起きてしまったりしてしまうことがあります。また、自然乾燥では特に脇の下や指の間など乾きにくい箇所がありそのままほおっておくのは毛玉の原因にもなってしまいますし自然乾燥では完全に乾くのは難しいと思います。さらに、濡れた状態でいると室内であっても冬などは体温が奪われて体が冷えてしまうこともあるので注意が必要です。そのため少しでも早くワンちゃんを乾かしてあげることが大切です。乾かし方のポイントはタオルドライです。お風呂からあがった後はタオルで体をくるんでしっかり体を拭いてあげてください。ある程度水分をとることができたらドライヤーを使用し被毛の根元からしっかりと乾かしてあげて下さい。

 

さいごに

今回はワンちゃんのお風呂についてお話させていただきましたがワンちゃんのお風呂に限らずシャンプーをおこなうことも皮膚や被毛の汚れを落とすために必要なケアの一つです。また、ブラッシングをおこなっていただくのも毛玉やもつれの防止になるとともに皮膚トラブルの早期発見や予防につながるので定期的なケアをおこなっていただけたらと思います!

2024年4月
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