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トリミングに行く頻度はどのぐらい?トリミングのメリットについて解説

 
 
トリミングは犬にとってとても重要なことです。見た目がきれいになるだけではなく、健康の維持にも役立ちます。
初めてワンちゃんを家族に迎える方は大体どれぐらいの間隔でトリミングに行くべきなのか一度は悩まれるかと思います。
今回はトリミングの頻度やメリットなど、これから新しく迎える方やそうでない方にも分かりやすく日頃からワンちゃんに触れているトリマー目線でお話しさせていただきます。
 
 
 
 
  【目次】
 

 

 

1.トリミングの役割

「トリミング」と言っても実際どのような事をして、どのような役割があるのでしょうか?

まず最初に「トリミング」というのはワンちゃんの被毛をバリカンやハサミなどでカットして綺麗に整えることを言います。トリミングを行うトリマーはワンちゃんの美容師さんとも言えます!

トリミングをする事によって見た目が綺麗になりますが、トリミングの役割はそれだけではありません。

体を清潔に保つことによって大切なワンちゃんを感染症や病気から守ることができるのです。

肛門や陰部などは気温の変化によって菌が繫殖しやすいので短くカットして感染症から防ぐというのもワンちゃんの健康への第一歩になります。

また、肉球の間の毛は比較的伸びるのが早いので、そのまま放置しておくと床などで滑って怪我のリスクも高まります。

トリミングをせず放っておけば大切なワンちゃんの健康状態に関わってくるのです。

これらをふまえるとワンちゃんにとってトリミングは必要不可欠なものだと言えますね!

 

2.トリミングのメリット

『スタイル』

今はSNSなどでも可愛いワンちゃんのカットスタイルがたくさんあります。うちの子もこんなカットにしてみたいと思ったことがありませんか?見た目を美しくすること、飼い主さんの楽しみが増えることもトリミングのメリットと言えます。

『皮膚・被毛を清潔に保つ』

定期的なトリミングに出すことでワンちゃんの体調の変化や皮膚の状態にも気づくことができます。

ワンちゃんは我慢強いのでどこか悪い所があっても隠してしまう為、日頃の生活の中では気づけない部分も多いです。

長毛種の子に限らず、短毛種の子も定期的にトリミングに出す事によって、抜け毛が絡んでできるもつれを防ぐことができ、皮膚予防にもおススメです。

『快適に過ごす』

夏は暑いからと言って極端に短くしてほしいと言う方が多いですが、これがかえって暑さ対策に逆効果になることがあるので気を付けましょう。ワンちゃんにとって被毛は弱い皮膚を保護したり刺激から守る大事な役割があるので、どのくらいの長さにしてあげていいか分からない時はトリマーに相談してみて下さい。

 

3.トリミングに行くペースは?

あまりお散歩に行かない子はアスファルトで爪が削られる頻度が少なく巻き爪になるケースが多いです。巻き爪の子は痛みなどで歩きにくく、歩行が変わってしまったりします。

肛門絞りもお家でやるのはなかなか難しく、かと言って長く絞らないでいると破裂してしまう恐れもあるのでトリミングに出してやってもらうのがいいでしょう。

ワンちゃんの皮膚も人間と同じで呼吸をしています。毛玉や汚れが溜まると上手く皮膚呼吸が出来ず、それに伴い炎症が起きたりしてしまう為、ワンちゃんの負担を考え1ヶ月~2ヶ月以内に連れていってあげるのがいいでしょう。

しかし、犬種はもちろん、季節やカットスタイルで頻度は異なるので普段お家でケアが出来ている場合は愛犬の被毛の状態に合わせて連れて行ってもいいかと思われます。

シニア犬にとってトリミングは体の負担となる為、体調や気候がいい日に連れていくのがいいでしょう。「今日は爪切りだけ」「シャンプーだけ」と分けてあげて少しでも負担がかからないようにしてあげましょう。

 

4.犬種による違い

 

 

トリミングの頻度は1ヶ月~2ヶ月以内が好ましいとお話ししましたが、犬の毛の長さや犬種によって異なります。お手入れをする上で、被毛の構造を知っておきましょう!

ワンちゃんの被毛には、「ダブルコート」と「シングルコート」があります。

『ダブルコート』

ダブルコートの犬種は、保湿・保温の役割がある下毛(アンダーコート)があり、暑い時期には通気性を良くするためその下毛が抜け落ちます。そのため1年で最も抜け毛が多い時期がやってきます。主に柴犬、ポメラニアン、チワワ、ダックスフンドなどがそうです。

『シングルコート』

シングルコートは下毛が生えなく、1年を通して徐々に毛が生え変わります。そのため、お手入れをしないと被毛が伸び、もつれができてしまいます。

シングルコートの犬種はプードル、マルチーズ、ヨークシャーテリアなどです。

 

ダブルコートの子もシングルコートの子も放っておくともつれの原因となり、皮膚トラブルにもつながるので定期的なトリミングをお勧めします。

 

5.犬の毛の生え変わりの時期について

ワンちゃんの毛が生え変わる時期を換毛期と言います。

先程、お話ししたダブルコートの犬種は季節による換毛期があり、春から夏にかけてと秋から冬にかけてよく毛が抜けます。

この時期にブラッシングを定期的にしてあげないと、抜け毛が絡んで毛玉になったりもつれをつくってしまいます。

毛玉やもつれをブラシでとかす時、毛とともに皮膚が引っ張られるため痛みが生じます。

日頃からブラッシングをしてあげればそういった痛みによるストレスをワンちゃんに与えることなくトリミングを行うことができます。パピーの子などは小さい頃から習慣づけさせてあげるのもいいですね。頑張ったご褒美にたくさん褒めてあげてみて下さい♪

 

6.さいごに

定期的にトリミングに連れていくと言うことは、飼い主さんにとっても大切な愛犬にとってもたくさんのメリットがあります。

ワンちゃんの体に触れトリミングを行うので病気の早期発見にもつながります。

普段見えてないようなところにしこりがあったり、歯石が溜まり歯肉炎を起こしていたり、飼い主さんに伝えて早いうちに治療ができたという例もあります。

 

お家でお手入れをしてあげた時「この子こんなところに模様があったんだ!」など愛犬のチャームポイントがみつかるかもしれませんね♪ワンちゃんとのコミニケーションも深まり、ブラッシングしてもらうのが好きになるかもしれません。いい子に出来たら褒めてあげるを忘れないでしてあげてくださいね♪

長くなりましたがここまで見ていただきありがとうございます。初めてワンちゃんをお迎えする方は何が正しいのか分からないと思われますが、愛犬の健康維持のためにもトリミングは大事なことだと、今回お話したことが少しでも参考になってくれればと思います。

 

 

 

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トリマーブログ:カットスタイルコレクションもご覧ください。

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