こんにちは!今回は柴犬について色々なことを探っていこうと思います。
【目次】
1.柴犬ってどういうワンちゃん?
・性格
飼い主さんに対してとても従順です。さらに忠実で勇敢、素朴で利口な犬種です。しかし、柴犬は頑固な気質もあり、しつけの際には忍耐強く教えていく必要があります。警戒心は強いですが、子犬の頃からしっかり社会性を身に付けることで他の人や犬に対して友好的な関係を築くことができます。
・特徴
国の天然記念物に指定されている日本犬種の一つ。体つきはがっしりとしていて、筋肉が発達しており、寒さなど環境に順応でき、健康的な犬種です。小さくてもバランスのとれた体格、三角形の目と耳、力強く保持した尾が特徴です。
2.こーんな見た目!
・毛色
・赤…茶色い毛色。柴犬のスタンダードなカラー。
・黒褐色…黒い毛色。
・胡麻…赤.白.黒が混ざった色。
・赤胡麻…胡麻の中で赤が強い色。
・黒胡麻…胡麻の中で黒が強い色。
これらの毛色が認められており、全て「裏白」(顔の下側~胸~お腹が白い)でなければなりません。
・尾の種類
・大きさ
♂オス… 体高:38~41㎝ 体重:8~10㎏
♀メス… 体高:35~38㎝ 体重:7~8㎏
※体高とは…地面から首と背中の境目付近までの高さ。
3.こんな事に気を付けよう!
・運動量
猟犬気質がある為、体を動かしたりおもちゃで遊ぶことが大好きです。なので、出来れば毎日の朝と夕2回散歩に連れて行くのが理想的です。時間にすると1日に約1時間程度、しっかり運動させましょう。適度に運動することによって筋肉が発達し、膝蓋骨脱臼(パテラ)の予防にもなります。
・なりやすい病気
・アレルギー性皮膚炎…
アレルギー反応により発症する皮膚疾患で、かゆみをはじめる様々な症状を引き起こします。アレルゲンとなる食物を「摂取」したり花粉などに「接触」したりすることで発症します。
・アトピー性皮膚炎…
アレルギーにより発症する皮膚疾患の一種。大気中にあるハウスダストなどのアレルゲンを「吸引」することで発症します。
・膝蓋骨脱臼(パテラ)…
膝のお皿が正しい位置からずれた状態(脱臼)をいいます。先天性と後天性のものがあり、先天性は生まれつき膝の靭帯が弱いなど、膝関節周辺の形成不全です。発育に伴う骨や筋肉の成長が十分でない場合もあります。
後天性は、主に事故などで外からの圧力がかかったことによります。高い位置から着地することで膝に過度な負荷がかかることにより、発症します。
4.柴犬のお手入れは?
・毛質
硬くて直毛の上毛と柔らかい下毛のダブルコート。換毛期(春から7月頃にかけてと、秋から11月頃にかけての年2回)には、たくさんの毛が抜けます。
※換毛期とは…春には、冬毛が抜け落ちて密度の少ない夏毛が生え、秋には、夏毛が抜けてふわふわとした保温性の高い冬毛が生えます。このサイクルを繰り返すことで季節ごとの気温や湿度の変化に対応しています。
・お手入れに必要な道具
・スリッカーブラシ…くの字に曲げられたピンがたくさんついた、犬の被毛を整える為のブラシの一種。犬の被毛は、犬種にもよりますが細かく絡まりやすい為、一度絡んでしまうとヘアブラシなどでほぐすことは困難ですが、スリッカーブラシであればもつれや毛玉を比較的容易にほぐすことができます。また、被毛に付着したホコリや汚れを落としたり血行を良くする効果も期待できます。
・コーム…スリッカーブラシ等でブラッシングした後に使用する仕上げのクシのようなもので、荒い間隔の部分と細かい間隔の部分があります。最初に荒い間隔の部分を使い、最終的に細かい部分で仕上げていきます。
・ラバーブラシ…ゴム製の柔らかいブラシ短毛種用のブラシで、毛艶を出したり皮膚にマッサージ効果も期待できます。
柴犬のお手入れは「スリッカーブラシ」と「コーム」の2つがあれば基本的に大丈夫です。その他の道具は好みで揃えて問題ないです。
・シャンプーの頻度
比較的ニオイが少ないため、月に1回が目安です。シャンプーの頻度が多すぎると皮膚を傷めてしまったり、必要な皮脂まで落としてしまったりと逆にダメージを与えてしまう恐れもあるので注意が必要です。
5.柴犬はカット必要?
<人にとってのメリット>
・日常のお手入れがしやすくなる。
・地肌が見えやすいので皮膚疾患や発疹など見つけやすくなる。
・チクチクした毛が整い、すっきりとした印象になる。
<犬にとってのメリット>
・湿度の高い梅雨の時期など、蒸れが少なくなる。
・皮膚炎などを起こした時、シャンプーの頻度が多くなる場合、サマーカットはシャンプーしやすくドライもしやすい。
・お尻など部分的にカットをすることでうんちが付きにくくなったり、衛生に保てる。
(例)モデル:ララちゃん
【シャンプー前】
【シャンプー後①】
【シャンプー後②】
【お尻カット後】
<デメリット>
・「毛刈り後脱毛症」がトラブルとして多く、バリカン後に「毛周期」が止まってしまい、毛が伸びてこなくなったり毛質が変わってしまう可能性がある。
※毛周期とは…毛が生えて成長し、抜け落ちるまでのサイクル。
・犬は人間と違って発汗作用で体温の上昇を抑えることが出来ないので、皮膚にダイレクトに紫外線を浴びると皮膚の温度が上がり、体内に熱がこもってしまう。逆に熱中症になるリスクを高めてしまうこともある。
⇒対策:犬にTシャツなどの洋服を着させて皮膚に直接紫外線が当たらないようにする。
・紫外線を直接浴びると皮膚ガンになる可能性も否定できない。
・全身が虫刺されのターゲットにされてしまう。
・後ろ足で体や頭を掻いたつもりが、毛のクッションがないため爪痕が残ってしまったり、傷ついてしまったり搔きすぎてしまう例もある。
6.さいごに
大切な家族の一員だからこそ、その子のことをよく知り、接することでもっともっと仲が深まるでしょう!
分からないことや迷っていること、心配なことがあればすぐに獣医師やトリマーに相談してから行うのがベストです。
楽しい柴犬ライフを!!🌟