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ポメラニアンのふわふわを保つ毛玉対策とブラッシングについて


こんにちは!最近だんだんと暖かくなってきましたね♪これから季節の変わり目を迎えるにあたって1年の中でもとくに抜け毛の多い時期がやって参ります!ほとんどの子が抜け毛が多くなる時期となりますが今回はポメラニアンの被毛についてお話させていただこうと思います!

  1. ポメラニアンについて
  2. ポメラニアンの被毛の特徴について
  3. ダブルコートの犬種の特徴について
  4. お猿期について
  5. 毛玉について
  6. ブラッシングの頻度について
  7. トリミングの頻度~さいごに~

   1.ポメラニアンについて

ポメラニアンはドイツ原産の犬種でポメラニアンという名称はバルト海に面しドイツ北東部からポーランド北西部にまたがるポメラニア地方にちなんでいると言われています。ポメラニアンは体重約3~6㎏、体高約13~28㎏という小型犬です。小さいながらも丈夫な犬種で粗く豊富な被毛と長い飾り毛のついた尻尾を持っています。また、小さくても活発な性格でとても遊び好き、好奇心旺盛な傾向にあり、飼い主さんに対する忠誠心も備えています。ただし、環境の変化に敏感なため新しい外的刺激に対して吠えやすい傾向もあるので注意が必要です。

  2.ポメラニアンの被毛の特徴について

ポメラニアンの被毛は太くて硬い長い毛のオーバーコートと細くて綿毛のような短い毛のアンダーコートのダブルコート(二重構造)になっており、オーバーコートは皮膚を保護する役割があり、アンダーコートは体温を調節するのに重要な役割を果たしています。頭や耳の周り脚前面の毛は短く密集していて他の部位は長く豊かな毛が生えています。尻尾はさらに長い飾り毛が特徴となります。

                 モデル:フゥーちゃん

  3.ダブルコートの犬種の特徴について

ダブルコートの犬種は1年を通して抜け毛が多いですが、特に多く毛が抜ける時期があり、それを換毛期と呼びます。この換毛期は年に2回季節の変わり目に訪れ寒くなり始める秋頃からアンダーコートが生え始め、暖かくなる春頃アンダーコートが抜けていきます。この時期は抜け毛が1年の中でとくに多くなるのでこまめなお手入れをしてあげることが大切となります。

 

  4.お猿期について

ポメラニアンには『お猿期』と呼ばれる時期があります。お猿期とは、生後4~8ヶ月頃に毛が抜け始め毛のボリュームがなくなります。体や尻尾はもちろん鼻の周りや目の周りなどの毛も抜けていきます。その為、顔の中心部と顔周りの境目がはっきりするためお猿さんのように見えることから『お猿期』と呼ばれています。お猿期は個体差があり、生後1年で終わる子もいれば3~4歳でやっと長い毛が生えそろう子もいます。お猿期は子供の毛から大人の毛に生え変わる大切な時期です。このお猿期を初めて目にしたときは大丈夫かな?と心配になるかもしれませんが子供の毛から大人の毛に生えそろうまで時間がかかっても暖かい目で見守ってあげて下さい。

  5.毛玉について

毛玉の原因は換毛期の大量の抜け毛だけではありません。被毛が細く柔らかい毛質の子や長さのある子は毛が絡まりやすいため毛玉になりやすくなります。また、ブラッシング不足やシャンプー後の乾かし不足も毛玉の原因となることがあります。毛玉は全体的にできてしまう可能性がありますが、とくに毛がこすれやすい耳の根本と裏側、脇の下、胸の下、お腹、脚の内側、お尻周りには注意が必要です。毛玉をそのままにしておくと見た目も悪く皮膚にもよくありません。毛玉が出来ると皮膚が引っ張られて痛みを感じたり、通気性も悪くなるので汚れもたまりやすくなり炎症を起こしやすくなってしまう可能性があります。また、毛玉がある状態でシャンプーをしてしまうと毛玉にシャンプー剤が残ったままになってしまったり、毛玉が水分を含み乾きにくく毛玉がほぐれにくくなってしまいます。その為、衛生的に良くありません。シャンプーを行う際は事前に毛玉をほぐし取り除くことをお勧めいたします。健康的に過ごすためにも毛玉を作らないように毎日のブラッシングを行ってあげることが大切となります。

  6.ブラッシングの頻度について

ブラッシングは毎日してあげることが理想ですがなかなか毎日行うのは難しいという方が多いのではないでしょうか?毎日行えない場合は週に1度全体的にブラッシングを行ってあげてください。季節の変わり目は毛の抜け変わる時期なのでこの時期はさらに頻繁にブラッシングを行い古い毛を取り除いてあげましょう。ブラッシングが苦手な子、短時間で行いたいという場合はブラッシングをする箇所を決めその部分のもつれを中心に取り除き別の日は違う個所をブラッシングするなどもいいかもしれません。お家のリズムやわんちゃんの様子などを考慮しその子にあった頻度で行っていただけたらと思います。ブラッシングは被毛を綺麗にする、毛玉を出来にくくする以外にもブラシで皮膚を刺激して血行を良くする効果などもあります。

  7.トリミングの頻度~さいごに~

ポメラニアンの特徴であるふわふわした被毛を保ち皮膚の健康を維持するためには定期的にシャンプーすることが必要になります。シャンプーは月に1度がオススメです。ブラッシングだけでは取り切れない毛や皮膚の汚れも取ることができます。清潔な状態を保つことによりノミやダニの予防にも繋がりますので定期的なシャンプーをおススメ致します。

お家でのお手入れの仕方がわからない等もし、お困りのこと心配な事がありましたらトリマーにご相談いただけたらと思います!             

                  モデル;フゥ―ちゃん

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